同じお薬に色々な名前や形があるのはなぜ?同じものなの?

Spread the love
白カプセル薬シート
お薬って似たような見た目と名前が多いですね。どうすれば間違えずに選べるのでしょうか?

お薬をお探しのお客様から多いご質問が、

「日本の病院でお医者さんに処方してもらったお薬で、xxxという名前の、オレンジ色の5mmくらいの大きさの錠剤のお薬が欲しいのですが、ありますか?」

というもの。普段使い慣れたお薬。お手持ちのお薬を見ながら同じものが欲しいという事でお問い合わせ頂いたのかなーと思います。しかし大抵の場合、心苦しくも

「申し訳ございません。そのお薬はお取り扱いがございません」

とお応えする事に。なぜでしょう?

一種類のお薬が複数の名前・形・色・メーカーで発売されている

お薬には大きく分けて

  1. 先発薬(オリジナル)
  2. 後発医薬品(ジェネリック)

が存在します。

まだ開発されて間もないお薬の場合ですと先発薬のみ、もう何十年も使われて普及しているお薬の場合は沢山の後発薬(ジェネリック薬)が存在し、中にはメーカーがなくなったり合併するなどして先発薬がもう販売されていないものもあります。

お薬の販売名(商品名)はメーカーごとに設定されますから、同じ成分と量のお薬(つまり効能として同等とみなされるお薬)であっても、販売しているメーカー数分お薬の名前が存在する事になります。もちろん名前のみならずお薬の色・形・大きさ・パッケージデザインもメーカーや販売時期ごとに異なります(ややこしいですね!)。

日本で販売されているお薬の名前の特徴

ちなみにお薬によって状況はまちまちですが、日本で発売されているお薬によくあるネーミングはこんな感じです。

  1. 先発薬:メーカー独自の商品名である事が多い。最初に開発した者の誇りです!
  2. 後発薬(ジェネリック薬):成分名(ジェネリック名) + 「どこのメーカー製か分かるようなメーカー名の略称」

海外で販売されているお薬の名前の特徴

海外で販売されているお薬になりますと、さらにお薬の名前・見た目のバリエーションが増えます。こちらもお薬や販売国によってまちまちですが、一般的なネーミングの傾向はこんな感じです。

  1. 先発薬:メーカーオリジナルの名前である。但し、多国籍製薬会社が発売する有名なお薬であっても、販売先の国で「覚えにくい音」「悪い意味を持つ音」が含まれる名前の場合は、国や地域に配慮して商品名が変更される場合がある。
  2. 後発薬(ジェネリック):日本のように成分名をそのまま付ける事もあるが、先発薬名や成分名を一部文字って同じ種類のお薬である事を表現したものも多い印象です。

なお海外医薬品の見た目については、日本のものより派手だったりシンプルだったり、これもそれぞれのお国柄が反映されたデザインとなります。それゆえ慣れない内は「これ本当に日本で貰っていたのと同じお薬なの?」と疑問を持たれるのも無理はありません。

欲しいお薬を探すコツ

こういった事情から、海外からの個人輸入を利用される場合、冒頭のように

「日本で処方してもらっているのと全く同じ名前と見た目のお薬が欲しい!それでないと安心できない!」

というご要望にはお応えできないんです、すみません。仮に全く同じメーカーの商品のお取り扱いがある場合でも、商品名やパッケージが異なる事が普通です。

では欲しいお薬を見つけるにはどうしたら良いのか?ご希望のお薬について次の内容を確認してみて下さい。

  • 成分名:日本語でもOK。英名の表記が分かる場合はなお調べやすくなります。
  • 容量:錠剤の場合であれば一錠あたりに含まれる成分の量。mgや%など様々です。
  • 剤形:錠剤、カプセル、貼り付け剤、スプレーなどお薬のタイプです。

多くの場合はお薬手帳やお薬処方の際に薬局から発行された用紙に記載があります。それでもわからない場合は、書籍のお薬辞典やメーカーが発行している添付文書などで正確に調べる方法もあります。

このように普段必要なお薬について見た目以外の情報をまとめておかれますと、病院やお医者さんの担当が変わった時、海外でお薬を処方・購入される時、個人輸入を利用される場合などに正しく希望を伝えるのに非常に役に立ちます。またご自身が服用されているお薬への知識と理解も深まるかと思われます。

ぜひ皆さんも一度チェックしてみて下さい!